「怒り」や「哀しみ」の気持ちが変わるとき

今日は、わたしとモラハラ父とのお話しをさせていただきます。
※今回の記事は、父が亡くなる前にメルマガで配信させていただいたものを編集しております。
わたし、中高生時代はテレビっ子で歌番組は全部見てました。
ベストテン・トップテン・レッツゴーヤング・ヤンヤン歌うスタジオetc.・・・
インターネットがなかったので、家ではずっとテレビ漬けでしたね~
(あ、スマホ漬けの子供たちにあまり偉そうなことを言えないかもしれないですね。)
でも、テレビを見る時は、いつもひとりでした。
我が家は、リビングにみんなが集まるというようなスタイルの家ではなく、
築80年の古い日本家屋で、一部屋一部屋が廊下で区切られていて、個人の部屋で過ごすことが多かったのです。
だから、家族が同じ場所に集まるのは、週に一回、日曜日の夕飯のみ。
そして、この夕飯の時間が、わたしの一番嫌いな時間でした(^^;
以前からお伝えしておりますが、
わたしの父は昭和のモラハラ父だったんです。(巨人の星の星飛雄馬の父的な)
我が家には、いくつか家訓がありました。
ひと~つ
◆父親がインターフォンを押したら、何をしていても玄関に飛んでいき「おかえりなさい」と言う事
(そういえば、父が自分で鍵を開けて入ってくることは見たことがありません。たぶん鍵を持っていなかったと思う)
ひと~つ
◆日曜日の夕飯は、家族全員でごはんを食べること
(もちろん、父が箸をつける前に食べることは禁物。父のおかずのお皿はみんなより多い)
ひと~つ
◆新年のはじまりには、今年の抱負を父に宣言する!こと
まぁ・・・・
基本的に父親の言うことは第一とされていて、逆らえない状態でした。
威厳があったというと聞こえはいいですが、
子どものわたしにとって父はとても怖い存在。
ただ、それだけでした。
だって、週に一回しかない家族との夕飯時に、必ずイライラして怒鳴るのですよ。
ひどい時には、食卓がひっくり返ってましたね~
だから、私の家族は早食い。
とにかく一分一秒早くご飯を食べ終えて、席を離れたいので、一気にご飯を詰め込んでいたのです。
(いまだにその名残が・・・笑)
ホントはね。
みんなで和気あいあいとごはん食べたかったなぁ。
なんでうちの家族団らんは、戦場のようなんだろう~っと思ってました。
だから、父なんて大嫌いでした。
大人になっても、ず~っと、ず~っと心の底で恨んでました。
でもね
・
・
・
最近その想いが少し変わり始めました。
なぜなら、今、わたしの父には死が近づいているのです。
大嫌いだった父。
父との楽しい思い出があるかと聞かれたら、思い出すことはできません。
子どもの頃のわたしにとって父はいつも怖い人でした。
でも、
わたしが親になってからは、孫を可愛がりよく遊んでくれたな。
だから、孫たちは、じーじのことが大好きですよ。
離婚したとき、わたしと元夫との間に入って、話をしてくれました。
夜、元夫が襲って来ても大丈夫なように、うちのリビングに布団敷いて、こん棒を枕元に置いて寝てくれたこともありました。
今思えば、とても不器用な人でした。
子どもにうまく愛情を表現できなくて、家族と仲良くしたいのにやり方を知らなくて・・・
まぁ、そんな風に父側に立って物事を考えられるのも、こんな時だからだって思いますけど、
ひとつだけ言えるのは、
今、わたしは父に対して「感謝している」ということです。
この父のもとに生まれて、色々な生きづらさを身に着けてしまったけれど、
そのお陰で自分自身と向き合うきっかけをもらい、現在の私が居ます。
今、わたしは、大好きな子供たちと共に過ごし、素敵な友人に恵まれ、理想のパートナーにも出会い、好きな仕事も出来るようになりました。
気づけば、自分が主役の人生を歩み、とても幸せな日々を過ごすことができるようになりました。
生育家庭の中で色々なことがあったけれど、そこを乗り越えたからこそ、すべて今に繋がっていると感じてます。
今ここにわたしが存在していることは、父失くしてはありえないこと。
そう思うと、もう「ありがとう」の言葉しかかけることができません。
父を前にして、もう恨みつらみは何も出てこないんです。
そして、病床の父の口から出る言葉は、
「ありがとう」
なんですよ。
/
驚きですよ!!
\
今まで面と向かって言われたことなんてありませんでしたからねぇ~。
きっとこのブログを読んでくださっている方の中には、
現在も、親との関係、確執で悩んでいらっしゃる方がいるのではないでしょうか?
長年の積みかさねでそう簡単に許せないことってあると思います。
わたしもずっとそうでした。
この状況になるまで、子どもの頃からためていた父に対する「怒り」に向き合うことが出来ませんでした。
父との関係に後悔がないと言ったらウソになるけれど、今やっと向き合うタイミングが来たのだと思います。
向き合ったことで、「怒り」の裏側にある「哀しみ」の気持ちに気づき、
それが父への許し、そして感謝に繋がっていったのだと思います。
心理の世界では、子どものころに置き忘れた気持ちに向き合わなければ、先に進めないという考え方もあります。
でも、わたしはそんなことはないと思います。
必ず、その人が超える時期やタイミングがあるのだと思います。
向き合えないときは、そっと心の隅の方に置いておけばいいのです。
そのまま忘れられてしまうこともあるかもしれないし、わたしのように向き合うタイミングがやってくるかもしれません。
無理にこじ開ける必要はないのだと思います。
親の死と向き合うことは、わたしにとって初めての体験。
色々なことを考えさせられています。
今後も、今だからこそ、伝えられることを皆さまにシェアしていきたいと思っています。
今日は少し重たいお話しになってしまってごめんなさい。
わたしは、至って冷静で元気なので、ご心配なく(^○^)
今回も最後までお読みいただきありがとうこざいました。
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