子どもとの面会について

子どもとの面会について①
モラハラ夫と離れる際に、夫は子どもに執着してくる可能性があります。
子どもへの愛情という見方もできますが、ひとりになる、見捨てられるのが怖いという気持ちからくる執着も考えられます。
妻がだめなら、子どもへ・・・という考え方もあります。
離婚問題と向き合う中でも、父親との面会交渉の取決めが必ず出てきます。
たったひとりの父親だから、ちゃんと会わせてあげよう。
いやいや、せっかく離れたのだから、あんな父親に会わせたくない。
会わせるのはいいけれど、そのたびに私が夫と会うのはごめんだ。
ずっと付き合いが続くなんて、ありえません。
色々な気持ちが出でくると思います。
でも、残念ながら、父親には面会できる権利があるんですよね~
(もちろん義務を果たしていただいての権利ともいえます)
これ、本当に難しい問題だと思います。
私の場合は、離婚を急いでいたので、相手の要求をのみました。
最初、「週に一回会いたい」と言われました。
子どもに会わないと自分が寂しいし、仕事もする気にならないからと・・。
これってね、子どものためではなく自分のために会いたいと言っているわけです。
「子どもに会えないんだったら、ボク仕事しないからね~だから養育費だって払えないよ~~」ってこと。
反対ですよね。
ここは、子どもが主語にならなきゃいけないところなのに、自分勝手な無茶な要求を出してきたんです。
最初は、離れられるのであれば仕方がないかな、と思ってしまいました。
しかし、相談していた専門家の方に、「それでは、あなたの心身が持ちませんよ。子ども達も成長するにつれ、自分の世界ができてくるのだから、毎週会うことは無理ですよ~」と言われ、考え直しました。
問題に直面しているときって、冷静な判断ができないので、第三者に客観的にみてもらうことは本当に大切なんです。
結果、話し合いをして決まったことが、
月に一回、私が同伴して会う。
週に一回、日曜日の朝に電話をする。
でした。
とにかく離れたかったのでこの条件を了承しましたが、これは結構きつかったです。
ご存じの通り、一週間って早いんですよ。
まだまだ支配から抜けてないから、決められた時間を絶対に破ってはいけない!と、土曜日の夜からドキドキ・ソワソワですよ。
子どもたちの朝の機嫌を損ねちゃいけないし、相手の気に障ることは言わないように、子供たちにもさりげなく注意。
子供も何気に緊張。
これって電話する意味あんの??って感じですよね。
電話が終わると、また次の電話のことを思うと気が重くなり、私も全然気が休まりませんでした。
物理的な距離は保てたものの、結局、夫の精神的な支配からは抜け出せていなかったんですよね。
モラハラ夫と離れたあとも子どもがいれば関係が続きます。
どうやって心理的な距離をとるか、
子どもにとって一番よい選択はなにか、
あなたが求めているのは、子どもたちが笑顔で暮らせる安心安全な場所。
せっかく物理的な距離ができたのだから、心理的な距離も上手に保てるようになりましょう。
それができると、あなたの心の負担もぐ~~んと軽くなります。
次回は、無茶な要求を出してくる夫に対してどうすればいいのか。
心理的な距離の保ち方について書きたいと思います。